「遠州」の特徴④-華包

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華包(六世貞松齋一馬(芦田春壽)『華包』より)

遠州正風挿花の基本花枝から、一つを取り出しその枝の持つ特徴を美しい曲線美をつくりだす花形です。

華包とは

江戸時代(1780年代)、初世貞松齋米一馬が著した花伝書『正風切紙傅授書』の華包を基に明治44年(1911)に六世貞松齋米一馬(芦田春壽)が、各花、行事、また、贈答用にそれぞれ紙の折り方色彩を定め完成させられたものです。七世貞陽斎一春(芦田陽子)が、この華包を現代の生活の中に取り入れ、新しい日本の美の花飾りとして普及に努めています。

 


華包とは

華包の活用例

「華包」は、和紙に包んだ草木を贈答とする文化を今日世界へ再提案し、「華包」を花器と見立て四季の草木をか生かすものです。季節の草木に合わせ、『華包』の伝書に基づき、花器となる和紙の色や折り方を提案します。現代の生活空間を華やかにする花飾りとして、また、大切な人へ送る贈答品として最適です。

室内の花飾りとしての「華包」
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玄関を彩る花飾りとして
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テーブルを彩る花飾りとして
贈答品としての「華包」

 

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モデル「TokyoRockets]さんと華包